カレンダー
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< June 2015 >>
オススメ

テーマ
このページの料理
月ごとに読む
お気に入り
プロフィール
Search This Site
プロフィール
椎名奏木


◎2014年秋より旅するカレー屋スプンフル休止中。
2015年7月より自由で気ままな会社員になります。
解析
instagram
Others
理 想 は お 店 の 在 庫 に は な い か ら 帰 っ て 自 分 で 作 ろ う

スポンサーサイト - -

一定期間更新がないため広告を表示しています


▲この記事に対してtwitterでつぶやけます。
沖縄の台所 - 生活






沖縄に行ってきました。

毎度、雄大な景色と、食や生活や仕事や時間に対するレンジの広さにいいショックを受けるので、旅行は思考の整体みたいなものだなと思います。



今回は日程内に慰霊の日があり、いつもよりも修学旅行で初めて沖縄に来た時のことを多めに思い出しました。


言葉を尽くしても、内地の人間である私が沖縄戦の何が語れるわけでもなく、ここで何かを感じるならば先に東京大空襲で何かを感じるのがスジというか。


矢野顕子の歌うところの「自分のラーメン食べる」行為だなと思いますので多くは申し上げません。

ただ、その日に、とある料理屋さんに予約のメールを入れたところ、満席でお断りのメールを頂きましたが、そこでも慰霊の日について触れられているのを見て、私の思う第二次世界大戦と、沖縄在住の方にとっての大戦の距離の違いを感じました。


先の大戦が生活や人生に溶け込んでいる、あたりまえのことなのだなと思いました。




バタバタと行き急ぐ東京の、いったいどこらへんにこの少し背筋の伸びるような生きることへの緊張感が残っているだろうか。


東京のよいところももちろんありますが、生きることに鈍感になりやすい土地であることは間違いないようです。



丁寧なメールをくださったそのお店は、次回の沖縄の愉しみになりました。



そして沖縄のお台所。

生きるのに切っても切れない食事ですが、普段そういう生臭さを感じずに私は食事をしています。

いちいち感じていられるほど東京がのんびりしてないからかもしれない。

沖縄に来ると、たいしておいしくないのに懐かしいジャンクフードから、「食べ物ひとつひとつの命を大切に」という、東京で言えばややスピリチュアル系にカテゴライズされそうな食べ物観までのレンジの広さ。



土地それぞれ特有の、自分と世界に点在する事象の距離感てあるけれど、沖縄の距離感は旅人の私には心地いいなぁ。

▲この記事に対してtwitterでつぶやけます。
フォックスアンブレラの傘 - 続・注文の多い道具たち
傘、ずーっと探してました。

骨の多いタイプは和に寄りすぎて、自分が持つには力んで見え、傘専門店に並ぶ婦人傘はマダムの香り。
2000円前後の雑貨屋さんに可愛いものも見つけるけれど、もう少しラグジュアリーなものを持ちたいお年頃。
使い勝手の良い折りたたみは、使い勝手はいいけれど、どんな袋があろうとも鞄に入れると湿って不快。
いっそ、リュックを背負ってもリュックが濡れない変形タイプや、皇室御用達透明度抜群ビニ傘はどうかと考えてみるものの、主張が激しすぎて却下。
紳士用はどうだろうと思って探してみるものの、せめて身長が165センチくらいあれば・・・。
さしたときに大きすぎて凄く恥ずかしいんです。

なんでかさじ加減がとても難しいんだよねぇ、傘。
 
欲しいのはたたずまいの美しい傘。
メリーポピンズが持ってそうな美しい傘。

そんなことを思いつつ、所用で日本橋の百貨店巡りをしたところ、あるコーナーで雷に打たれました。
傘が大好きな国と言えばどこでしょう。
雨が降っても傘はささない。しかし曇天でもステッキ代わりに持ち歩く、紳士のマストアイテムとして傘を位置づけている国。

はい。
イギリスです。

グローブトロッターの文字に惹かれ、久しぶりにトランク撫でてこようかなとお店に入ったところ、ショーウィンドウにFOX UMBRELLAの日傘を発見。
竹を曲げたワンギーの美しさ、刺繍の細やかさ、タッセルの繊細さ。
何より、巻いた状態で持った時の傘の佇まいが美しすぎる。
写真は雨傘ですが、雨傘よりもこの日傘にやられてしまいました。
見ているだけで背筋が伸びて、上体が引き上がるようなアイテムは初めてです。
百貨店なので、今後のメンテナンスも確保。
以来、石突きを削らないように地面にはこすらないように持ち歩いていて、所作まで変わりそうです。
上品な日傘、麦わら帽子、自前のワンピース。
今年は帽子づいていて、帽子向けに前髪を切り、ワンピースも派手なものが多いし、ピアスホール再生に成功したので、翡翠のピアスでもして、15年ぶりにシノワズリーテイストで茶館に通って楽しもうかと思っていましたが。

500日のサマースタイルに舵を切ろうかな。

▲この記事に対してtwitterでつぶやけます。
近況のご報告 - 生活
お店を道に迷わせてはいけないなーと思ったので。
公園の近くの某飲食店を辞めることにしました。
バイトなりなんなり掛け持ってカレー屋をやったり、完全無職収入計画がなくなるのは初めてなものの、特に不安は感じず。

次も考えず最終出勤を終え、どう動けば自分を削りすぎずに、より社会の足しになるかな〜と思っていたら、ありがたいことにいくつかお話をいただけて、その中で無理なく力を発揮出来そうなところへお世話になることにしました。
他方も魅力的で悩みましたが決めた以上は悔いなく頑張るのみ。

どんどん人生が気楽になる。

飲食店も、苦労をし苦労させ、ではありましたが、なかなか自力では得られない経験と考えるポイントをたくさんいただけましたので感謝しています。
バイトの子たちが可愛くて、この子たちと働けなくなるのはちょっとさみしいものの。
まあそうやっていままでたくさんの別れがあったしね。
力をあわせて一緒に仕事ができて嬉しかったです。
どうもありがとう。

▲この記事に対してtwitterでつぶやけます。
続けざまに裁縫 - 生活
佐藤かなさんのワンピースを作る直前にもう一冊購入したのがこちら。
ウエストシェイプされた型紙が欲しかったこと、初心者への丁寧な説明が好感だったこと、なにより篠原ともえちゃんが幸せいっぱいの表情で、この本を楽しんで作ったのだなという感じがしたため。
これを隅々読んでやる気を出して、前エントリーのワンピースを縫い上げました。
カシュクールやチューリップ袖が、複雑そうだけど可愛い。
本で読んでもさっぱり意味のわからなかったポケットがなんでか実物を前にしたら縫い付けられたように、本番では理屈抜きで動けるものです。
シミュレーターだとさっぱり運転出来ないのに、本物のバイクにまたがると運転出来るのと同じ。
本番だと思い込ませても緊張感は出せない。
体得するには本番をこなすのが手っ取り早い。
もうすぐオカダヤのセールがあるし、時間があれば日暮里にも行き放題の身分なので、ワンピース生地探し、しばらく楽しもうかな。

▲この記事に対してtwitterでつぶやけます。
お裁縫定点観測 - 生活
やりたくなるのに雑な性格が災いして裁縫は苦手です。
あれは分解して考えると段取りと細心の注意でできている作業です。
中学生くらいからワンピースを計画しては着られないものを散々作ってきた。

カレーも段取りだったし、飲食店のスピード感は段取りと丁寧さが重要になってくる。

そこで苦しんで得たものがどれほどのものかを確認する意味も込め、年に一回は、裁縫がしたくなったら定点観察だと思ってやっている。
去年は日傘、今年は佐藤かなさんの本(注) に載っていたワンピース。
たっぷりすとんとしたAラインで、真っ赤なリネンが印象的。
センターの前布と肩の飾りが良いアクセントになっています。
(なかったら少し寂しいワンピースになっていたと思う。)
ムーミン谷のタマネギ娘が着てそうなワンピースです。
ほつれ留めのステッチ入れ忘れたりなんだりありましたが、思ったよりも細部に配慮ができて、ズレがあったら型紙充てなおして確認したりして、丁寧にやったつもり。
作業しながら、へー、そういうところに気を配れるようになったんだねーと他人事のように思う。
自分ごとを主観一本で思わないくらいがちょうどいいようです。

<次回メモ>
・肩を縫う時はしつけだけでなく待ち針も打つ
・見返しのゆがみに注意
・見返しを縫ったら返して身頃と一緒に縫うと落ち着く
 
(注)佐藤かなさんのご本の型紙のサイズについて。
佐藤かなさんの型紙、とても大きいです。どうもバスとの豊かな方の様子。
中肉中背でも5センチずつ計20センチつまんでもゆったりワンピースになりそうです。
今回は真っ赤なリネンをたっぷり3m購入して作りました。
できあがったワンピースは結構重い。
写真の赤いワンピースを縫い上げてから、型紙を5センチ縮めました。
次の生地では縮めた生地で作って、作りながらベストサイズを探る予定。
余った共布でポーチなり小さなバッグでも作れたらいいな。

▲この記事に対してtwitterでつぶやけます。